そもそも湯治とは

 平たく言うと、温泉地に長期間滞在して、病気などの療養をすることです。

 温泉地は保養としての利用効果が高く、入浴によりストレス解消やリラクゼーション効果があり、生活習慣病や職業病の予防効果が期待できます。

 その場合、滞在先の温泉地にも、医師や看護師などから体調維持のアドバイスを受けられる体制が

整っていることが望ましいと言われています。

以下、多くを『ポケット・ラヂムリエ』(発行:三朝温泉観光協会)参照

温泉の作用と効果

温熱作用


お湯の温かさが新陳代謝を促進し、老廃物を排出、筋肉・関節の痛みを緩和する。

疲労回復には、ぬるめの湯に20分程度時間をかけて入浴すると効果的。


水圧作用


温泉水の水圧によるマッサージ効果によって血行を促進。足の疲労を取り除く。

呼吸数が増え、呼吸運動や心臓の動きが活発になる。


浮力作用


体に受ける浮力により運動が容易となる。

水中で軽い運動をすれば筋力アップやリハビリテーションに効果的。


化学的作用


温泉の化学成分には体の調子を整える作用があり、化学成分が皮膚から体の中へ、

また飲泉によって胃腸等の消化器官から吸収され薬理効果を生む。


自然環境と転地効果


温泉地の場所や地形・気候等によって体に色々な影響を受ける。

環境の変化だけでも、体の各種ホルモンの分泌が活発になったり、

ストレスが解消したりする。



三朝温泉ならでは

 三朝温泉は、ラドン含有ラジウム塩化物泉です。

ラドンは呼吸で体内に入ると、血液をとおして新陳代謝を促進し、免疫力や治癒力を高める手助け

をします。

 さらに、自然が多く残り、ゆったりとした時間が流れる三朝温泉は、のんびりと体調を回復して

いただくのに適した環境であるといえます。

このような環境においては、相乗効果で、温泉の効果がよりよく得られることが期待できます。

三朝温泉の泉質

含放射能 ナトリウム-塩化物泉

含放射能 ナトリウム-炭酸水素塩泉

含放射能 単純泉

三朝温泉の効能

・気管支喘息/肺疾患/呼吸器系疾患

・関節リウマチ/関節痛/肩こり/腰痛/神経痛

・術後のリハビリテーション

・高血圧症/糖尿病/痛風/動脈硬化症

・慢性消化器病/慢性皮膚病/慢性婦人病

・冷え性/疲労回復/ストレスの解消


医療と連携した湯治滞在も可能です

 温泉街より約1kmの場所に「三朝温泉病院」があり、温泉を利用した独自の療法を行っています。

三朝温泉では、この病院と連携した湯治滞在を提案する『現代湯治 メディカルチェック・プラン』にも取り組んでいます。

 ご滞在中の診療予約については、前もって各旅館へお問い合わせください。